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| 【おことわり】宣教師の安全のため、宣教師名、団体名はふせてありますが、以下のレポートは信頼できる情報にもとづいたものです。 |
中国・北朝鮮レポート No.11(1999年9月)
| No.1 | No.2 | No.3 | No.4 | No.5 | No.6| No.7 | No.8 | No.9 | No.10 |
No.11 |No.12 |No.13 |No.14
それから終末となって、その時に、キリストはすべての君たち、すべての権威と権力とを打ち滅ぼして、国を父なる神に渡されるのである。(Tコリント15:24)
★家の教会指導者逮捕される
最近中国では、テレビや新聞等の報道機関で、「法論功」という気巧を元にした、宗教グループの批判を盛んに行っています。確かに奇妙な宗教で、それによって多くの人達は惑わされ、死者も出ています。しかし、それと同時に、農村の家の教会に対する迫害が起こっており、私の知っている農村の家の教会指導者が数名逮捕され、クリスチャン狩りが密かに進行しています。それは他の宗教を厳しく取り締まりつつ、それと同時に、政府の方針に従わない家の教会のクリスチャンを弾圧して、「従わないとこのようになる」と見せしめているのです。中国に行くと、以前のような緊迫感はなく、経済的にも大きく開放されていますが、思想や宗教の開放には至っていません。
★北朝鮮税関に変化
中朝国境地帯では、今年の6月くらいから、状況がかなり変わってきました。以前には全く張られていなかった、有刺鉄線が張り巡らされている税関や、以前は朝鮮族の人達は北朝鮮の税関から 100から 150キロ以内だと自由に移動出来たのが、今では中朝国境の税関で親戚に物資を渡した後は、すぐに帰らないといけなくなり、行動を制限するようになってきました。全ての地域でそれが実施されている訳ではありませんが、それは朝鮮族の人達を通しての情報の流入を恐れての対策かも知れません。
金正日政権が「改革開放」政策を頑なに拒否しているのは、極めて単純な理由によるのです。経済を外に向かって開けば、外国の情報が国民に広まり、自国の貧しさと自由のなさの発見につながり、国民が支配者に騙されている事に気づき、国家に対する不平不満が起こるからです。
北朝鮮では、韓国ソウル市内に流れている漢江(ソウル旧市街と新市街を隔てる大きな川)に、沢山の餓死者の死体が浮いていると聞かされていますが、実際に韓国に亡命してきた姜さんは、漢江に死体が1つも浮いていないのを見て、騙されたと気づいたとの事です。
大韓航空機撃墜事件の容疑者の金賢姫さんも、記者会見で本当の事を喋る気になったのは、ソウルの町や国民の表情を見て、それが北朝鮮で教えられたのとは全く違っていたのを知り、騙されたいた事に気付いたからだと言われています。
★長白山に 200体以上の死体が
昨年、中国側の長白山(北朝鮮側の呼び名は白頭山)の山中を、山林警察が捜索したところ、何と山に 200体以上の死体がころがっていたとの事です。全て北朝鮮から逃げて来た難民との事ですが、彼らは山中で餓死したようです。
★川向こうの北朝鮮の子供に伝道
私達一行は鴨緑江の川辺を移動中に、北朝鮮側の川で遊ぶ子供たちを発見しました。私達が「アニョンハセヨー(こんにちは)!」と叫ぶと、向こうの子供たちも「アニョンハセヨー!」と答えてきました。私は彼らに「イエスニムン・タンシヌン・サランハムニダ!(イエス様はあなたを愛していますよ!)」と大声で叫びました。しばらくの沈黙の後、子供たちは「そんなこと信じない!」と言って答えてきました。神様が彼らの心に働きかけて下さり、いつか救われる時を備えてくださることを祈りました。
★平和の敵・金正日政権
北朝鮮はイランやパキスタンにノドン(北朝鮮の発音ではロドン)を売却して、インド、パキスタンの核実験再開の引き金を引く役割を果たし、シリヤに対してもスカッドC60基等を売却しています。さらに麻薬の密売、偽ドルの製造等を国家ぐるみで行い、内では大量の餓死者を出し、外には大量破壊兵器の拡散を計る等、正に平和の敵そのものです。しかし、現在このような政権を、アメリカはじめ、中国、韓国、日本等は支援して、政権の延命に荷担しているのです。そのような事をする背景には、北朝鮮が崩壊して、自分達にその火の粉が降りかかって来ることを恐れるという、国家のエゴがある事は否めません。
★北朝鮮の最期
北朝鮮は、内では恐怖政治で国民を脅し、騙し続け、外には核兵器を使って戦争をしかけるパフォーマンスをして周辺諸国に恫喝を与えていますが、そのような政権が持続することはあり得ません。一番悲惨なのは何の力も持たないで敵対階層に属する人民で、そのような人達が毎日数千人餓死しているのです。
主が北朝鮮の人達を最善の方法をもってお救い下さる事を確信しております。
《祈祷課題》
中国・北朝鮮レポート No.12(1999年12月)
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わたしのために人々があなたがたをののしり、また迫害し、あなたがたに対し偽って様々の悪口を言う時には、あなたがたは、さいわいである。喜び、よろこべ、天においてあなたがたの受ける報いは大きい。あなたがたより前の預言者たちも、同じように迫害されたのである。(マタイ5:11,12)
今年もご祷援下さいます皆様方の温かいご愛に支えられ、このような取るに足らない小さな者達が、今まで働きが続けられた事を、本当に感謝申し上げます。今年は地震や台風、ハリケーン等の災害が、世界各地を襲い、人々の心は、益々動揺しているようですが、その時こそが、まことの救い主、イエス様を受け入れる最大のチャンスだと思います。中国でも、今各地で教会に人々が溢れています。
★中国が抱える問題
中国では今まで国営だった企業が営業成績不振で、どんどん私有化されています。日本式に言えば民営化されて来ていますが、それに伴って、今まで多すぎた従業員が大幅に削減され、その為に、下崗(失業者)が続出しています。中国では、職を失う事を失業とは言わず、メンツを気にする中国人は下崗と言う言葉を使います。この言葉は軍隊用語で、歩哨勤務を終えるという意味があります。そうした人達の中には、この先、どのように生きて行けば良いのか分からず、様々な宗教に走ります。その行き着く先の1つが法論功で、前回の機関誌でも書かせて頂きましたように、気巧を元にした宗教です。中国政府は、これを現在徹底的に弾圧し、今その宗教の活動は、殆ど出来ない状態にまで追い込まれています。
★家の教会の弾圧しかし、それと同時に行われているのが、中国家の教会に対する徹底的な取り締まりで、10月8日には、中国のキリスト教「家庭教会」の主要な指導者である張栄亮兄(私も何回か会いました)らはじめ、約30人の教会指導者が集会をしていた時に逮捕されました。台湾からの伝道者もその集会に参加していたとの事です。張兄は以前にも3年の刑で牢屋に入っていましたし、今まで度々信仰の故に逮捕されてきました。
ここ十数年は、逮捕されてもせいぜい懲役3年から、よほど重くても5年以内だったのが、今回、張兄は河南省の裁判所で懲役10年以上の判決を受けた事が判明しました。八月に逮捕された中国の家の教会指導者の残りの公判も近く始まる予定で、全員が長期の実刑判決を宣告される可能性が高まってきています。彼らの牢屋での生活は、拷問などはないようです。お金さえあれば、釈放してくれるとの事でした。
香港の英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」が9月10日に載せた記事によりますと、河南省方城の家の教会指導者デイビッド・ザン氏が人権団体に対し、 「中国政府はすでに家の教会を悪魔の宗教と見なしており、法輪功と言う宗教団体の弾圧の手法を家の教会根絶のために利用するだろう」と語っています。
河南省は、中国で最も教会の伝道活動が盛んな所で、クリスチャンの増え方が最も著しい地域です。彼らの活動は法に反するどころか、クリスチャンの多い村であればあるほど、犯罪は起こらず、公安局ですら、その事実を認めています。
★中国東北部で大捜索
このところ、中国の東北地方では公安当局の取り締まりが強化され、韓国人牧師ら3人の身柄を拘束したようです。ソウルの新聞「韓国日報」は9月10日、中国の公安当局が最近、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)から中国の東北三省へ脱出し、潜伏している越境者の大規模な捜索を行い、越境者の援助や保護活動をしていた韓国人牧師なども拘束されたと報じました。
捜索では、約60人の北朝鮮からの越境者と韓国人牧師ら3人が取り調べを受け、一部の越境者は既に北朝鮮へ強制送還されたとのことです。
韓国外交通商省が10月11日に明らかにしたところによりますと、中国で北朝鮮からの越境者の捜索などを公安当局が行った際に、韓国人三人も拘束(3週間ほど)されましたが、韓国側に通報がなかった点について、北京の韓国大使館を通じて中国側に遺憾の意を伝えたと言っています。
同省によりますと、3人の韓国人は牧師2人と事業家1人で、8月23日ごろ拘束されたとの事です。宣教活動などをしながら、越境者の保護や支援をしていたとみられます。
中国側は「3人は現在、拘束状態ではなく、住居での監視を行っている」と述べ、 「不法な宣教活動」をその理由に挙げたと言われています。
私達も、韓国の牧師さん達と似たような働きを行っていますので、今後の活動に影響するかも知れませんが、神が喜ばれる事を行おうとすれば、そこに悪魔の妨害があるのは当然で、それに対して覚悟を決めて活動に当たりたいと思っております。皆様方のお祈りとご支援を引き続き宜しくお願い申し上げます。
《祈祷課題》
自らの危険や被害を顧みず、命を張って北朝鮮からの難民に伝道と救済を行っている朝鮮族のクリスチャンが支えられ、彼らの活動を通し、北朝鮮の人達がイエス様を信じて救われるように。
北朝鮮の人達へ、物心両面の救済を続けることが出来るように。
日本からさらに多くの方々が北朝鮮宣教の為に現地を訪れて下さり、北朝鮮に重荷と感心を持って下さる事ができるように。
韓国からは数千人の宣教師が、大学教授やビジネスマン、教師の名目で中国に渡り、延辺地域で北朝鮮に対して宣教活動を行っていますが、それらの人達の働きが祝されるように。
私の韓国語の学びが早められるように。
中国・北朝鮮レポート No.13(2000年1月)
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主は言われる、わたしがあなたがたに対していだいている計画はわたしが知っている。それは災を与えようというのではなく、平安を与えようとするものであり、あなたがたに将来を与え、希望を与えようとするものである。(エレミヤ書29:11)
御祷援下さいます全国の皆様。いつも変わらないご愛をもってお祈りご支援下さいます事を、本当に心より感謝申し上げます。新しい年が始まり、主にあって大きな希望を持って歩み出された事と思います。
★伝道不可能と思える北朝鮮
この文明の世の中に、地球の片隅の東アジアに位置する北朝鮮では、毎日、餓死や病死、衰弱死する人達が数千人いると言われています。クリスチャンに対する迫害は、中国も北朝鮮も、その激しさを増してきています。特に北朝鮮では、自分がクリスチャンだと主張して、尚生きるということは、非常に難しい状況です。完全に閉鎖された社会の中で、彼らは人間扱いされず、無惨な殺され方をします。しかし、そんな北朝鮮に10万を超えるクリスチャンが存在することは、驚異的な事です。患難も、苦悩も、迫害も、飢えも、裸も、危難も、剣も北朝鮮のクリスチャン達をキリストから離すことはあり得ないのです。主はそれらすべてに、既に十字架上で勝利されたのです。
★中国の難民問題
中国は未だに北朝鮮から命乞いして逃げて来た難民を、難民とは認めていないのです。一昨年、中国は国連の難民条約を批准しました。そして昨年になってようやく 「国際人権規約」を批准しました。しかし調印ではないために、効力はなく、実際にはその批准とは正反対の行動をとり続け、見つけたら片っ端から北朝鮮に送り返しています。いわゆる不法滞在者としてしか扱っていないのです。しかも送還されたら、どんなに酷い仕打ちが待っているかと言う事を充分承知の上でやっているのです。これはどう考えても、外国に対するポーズでしかなく、本当に難民を助けると言う気はないように思えます。
確かに中朝国境地帯では、ここ数年、北朝鮮からの難民の増加にともない、中国側の国境地帯で難民による窃盗や障害などの犯罪事件が起こっています。また、女性難民の場合には、人身売買の対象となるケースが多数報告されています。その為送還すると考えれば、やむを得ない面があります。また、中国は北朝鮮と深い繋がりがあり、同じ社会主義国家です。そうした事から、中国に逃げても北朝鮮の難民は安心して滞在出来る場所がないために、不安な毎日を送っています。
★難民がでる原因
勿論、難民問題の根本的な要因は北朝鮮当局側にありますので、これが解決しない限り、今後も難民は増え続ける事になります。自らの政策の悪さによって沢山の餓死者や難民を出しておきながら、生きる為にやむを得ず中国に逃げて行った難民を、犯罪者として容赦なく殺している北朝鮮政府の暴挙は、神様の前に何と恐るべき行為でしょうか。
★香港の中国化進む
香港は中国化がどんどん進み、それは切手のデザインに現れています。返還前にはエリザベス女王の顔が必ず入っていたのが、返還と同時に全ての額面の切手から取り払われ、使用不能になり、替わって香港という漢字が書かれた切手になりました。そして、1999年末より今度は中国香港と書かれるようになりました。
★17才の元浮浪児(コッチェビ)
私達は、ある教会役員の家に訪問し、そこには17歳の少年がいました。彼の父は4年前、母は3年前、弟も一去年餓死してしまい、姉は一去年、人に売られていったといいます。彼は一去年川が凍結している時に中国に渡ってきました。
食べ物と衣類を求めて彼は教会に飛び込みました。彼はG市までは汽車に飛び乗ってきました。北朝鮮では、売られるか、他人のモノを盗むか、またはモノを拾うか、そうでなければ駅で寝転んでただ死ぬのを待つだけしかないのです。彼は匿われている身なので、一切外出が出来ず、夏はかなり日差しの強い地域ですが、彼の肌は真っ白で病人のように見えました。彼は毎日聖書を読み、イエス様に全ての望みを託して喜んで生きています。
★咸鏡北道穏山地区で暴動か
韓国の有力紙・朝鮮日報は、北朝鮮北部の咸鏡北道穏山地区で昨年10月に暴動が発生したと伝えました。10月11日ごろから暴動が発生し、鎮圧に当たった北朝鮮の特殊部隊と暴徒が衝突しましたが、原因や状況などは分からないとしています。穏山地区は北朝鮮最北部で中国との国境地帯です。そうした豊かな地域ですらこの有様ですから、さらに貧しい地域では、もっと暴動やクーデター未遂が起こっているはずです。
★必ず来る救いの時
年初から暗い離しばかりになりましたが、主は苦難を通して北朝鮮の兄弟姉妹を主に近づけ、素晴らしい救いの御業をなそうとしておられる事を確信しています。その為に主私達日本人を用いて下さいますように。
《祈祷課題》
中国・北朝鮮レポート No.14(2000年2月)
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モアブのさすらい人を、あなたのうちにやどらせ、彼らの避け所となって、滅ぼす者からのがれさせよ。しえたげる者がなくなり、滅ぼす者が絶え、踏みにじる者が地から断たれたとき、一つの玉座がいつくしみによって堅く立てられ、ダビデの幕屋にあって、さばきをなし、公平を求め、正義を行うに、すみやかなる者が真実をもってその上に座する。(イザヤ16:4,5)
上記の御言は、昨年末、一緒に北朝鮮近くを訪れた際にDさんから教えてもらった箇所です。この聖句を読みつつ、北朝鮮の住民は、今は悲惨窮まりない状態におかれていたとしても、やがては、主の全く公平な審きがなされること、そして、北朝鮮の主を信じる人達には、素晴らしい希望がある事を思わされました。又、朝鮮族の兄弟姉妹が、命をかけて北朝鮮難民を助けている事は、正に主の御心そのものであること。人民を家畜同然に扱い、虫けらのように殺すような政府は、必ず主によって打ち倒されることを確信させられました。それと同時に、私達は、朝鮮族クリスチャンの尊い働きをサポートするために、これからもその地域に行き続けなければならないことを痛感致しました。
★北朝鮮難民の現況
冬の間は北朝鮮から逃げて来る人達は、益々多くなっているとの事でした。私達が行った昨年の12月初めには、既に国境の川が殆ど全面凍結していて、そこから脱出して来るのです。最近はそれらの難民を捕まえる為に、北朝鮮政府は、中国在住の朝鮮族を利用しているとの事でした。彼らは北朝鮮からの密輸品等を取引するブローカーでもあります。
延辺地域のX教会では、今まで数百人の北朝鮮難民のお世話をしていましたが、その難民の内の1人であるM兄が、中国在住の北朝鮮に協力して働く朝鮮族から捕らえられ、北朝鮮に連行されていきました。M兄は、今までお世話になっていたX教会の全ての伝道者の名前を話し、北朝鮮に対する宣教活動の内容等、一切を北朝鮮秘密警察に白状しました。M兄は、その時、北朝鮮国家保衛部は、X教会のY伝道師を拉致しようと計画していた事を知りました。
M兄はその事をY伝道師に知らせるべく、何とか北朝鮮から脱出しようと考えました。その時、保衛部の人達は活動資金がなく、食糧にも事欠いていたため、何とかお金が手に入らないかと考えていました。それを知ったM兄は、「自分は中国の朝鮮族の教会に、2500元余りのお金を置いて来たが、それが惜しいと言って嘘をつきました。すると保衛部の1人が、5000元くらい何とか持って来る事は出来ないかと言ってきました。彼はそこで「ノー」と答えれば、中国側に逃げて来る事は出来ません。それで、「彼は問題ない、都合つけてきましょう」と威勢よく答えました。
彼が北朝鮮から中国に戻って来て、Y伝道師みら牧会するX教会に来るなり、あなたは絶対に北朝鮮に行ってはいけない。即逮捕されてしまうと警告しました。M兄は、現在中国側で匿われていて、もし今度向こうへ帰ったら命はないものと思われます。
★日本人留学生、国外退去させられる
昨年11月半ばに、延辺地域に来て2〜3年たっていた日本人留学生が、国外退去になりました。彼は学校の授業に出ないで北朝鮮の情報収集をしていたとの事でした。彼は国境添いの写真やビデオを沢山撮って、それらを日本のマスコミや出版社に送っていたのです。中国の公安局が彼の家を家宅捜索した時に、それらの資料が出てきたようです。そして、5日以内に国外に退去するようにとの命令を受けて、帰国させられました。
その1週間後には、最近延辺地域に来た、やはり日本人の留学生が、朝早く中朝国境地帯の川沿いをリュックを背負って歩いていました。そこに公安局員が職務質問をしてきました。「どうしてこんなに早く、このような場所を彷徨いているのか?。」と言ってきたそうです。彼は「ただ散歩しているだけです。」と答えました。しかし、リュックの中を調べられ、そこには高級一眼レフカメラが入っていました。そして最初は市の公安局に連れて行かれ、その後、省の公安局に移送されました。フィルムを現像して見ると、国境地帯の様子がカメラに収められていました。彼は身柄は拘束されないで、一旦そのまま釈放されたのですが、このままでは済まないと判断し、彼の友人の知り合いである公安関係者に相談し、日本円で約10万円前後の賄賂を支払って記録を抹消してもらったとの事です。中国では、お金さえ払えば、こういったことは朝飯前に処理してくれるのです。
★中国への北朝鮮越境者の7割以上が家族の餓死経験
韓国のキリスト教系非政府組織「朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)難民支援委員会」は、中国東北部に脱出した北朝鮮越境者のうち、7割以上が食糧難で家族を亡くし、食糧の配給を受けた経験があるのは1割に満たないとの調査結果を公表しました。
★北朝鮮難民への新しい活動
北朝鮮から逃げて来た人達は、自分だけ助かろう、自分だけ優先的に援助してもらおう、そして、他の北朝鮮難民の悪口を言って、彼らを蹴落とし、自分の点数を上げようという共通した特徴を持っています。これは北朝鮮社会で生き残る為に培われてきた彼らのサバイバルの方法なのです。
中国に来てから、しかも教会で援助を受け、イエス様を信じていると言いながらも、そうした性質はなかなか改まらないのです。そこで、X教会では北朝鮮からの難民を一箇所に集め、徹底的に聖書を学ばせ、訓練を施し、一定の期間が過ぎて、信仰が深まったところで、北朝鮮に送り返して、彼らを北朝鮮宣教の為に用いる計画をしています。1日に60章〜 200章ほど聖書を読み、御霊の油注ぎを受け、彼らが燃やされて北朝鮮に行くならば、そこでは驚くべき救いの御業が起こるのです。
★P市の家の教会、手入れを受ける。
某月某日の朝9時半頃、中国P省の家の教会に、公安局員はじめ、宗教関係の違法な活動を取り締まる、宗教局の係員、総勢40人ほどが押しかけ、登録せずに集会を行うのは違法なので、早く政府に正式に登録をすべく圧力をかけてきました。しかし、指導者のR師は、彼らに対し、登録はしませんと答え、自分は今まで何回も逮捕されているし、牢獄生活も慣れ、歳もとっているので、どうぞ捕らえて下さいと言ったそうです。しかし、それ以上は問い詰めることなく、帰って行ったそうです。
その翌日にも、集会中に7人の公安局員が制服を来てやって来ました。ここで自殺者が出たと言う通報があったが、どうなのかという事でした。勿論全くのデマで、恐らく彼らは、それを口実に集会を止めさせようとしたのだと思います。これらの事柄を通し、神様に対する熱心で強固な信仰は、苦しみと迫害の中から起こって来ることを思わされました。
教会員を守ろうとしている中国家の教会の指導者はじめ、北朝鮮の難民を匿っている朝鮮族の働き人は、文字通り命を主に献げる覚悟をしています。これらの働きが守られ、私達が、そうした尊い奉仕者を引き続きを援助していくことが出来ますように、お祈りをお願い致します。
皆様方の背後のお祈りを、本当に感謝申し上げます。
《祈祷課題》
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